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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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05.07.

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  • 05/07/14:43

11.08.

リアサス・フロントフォーク & またまた修正…

エンジンをささえるステーを取り付けられるように調整すると、

同時にリアステーの高さも決まった。これでやっとリアサスに取り掛かれる。

  
リアサスは6mmアルミ棒から削りだした。

だが、フレームに取り付けてみると何か細く、力無く感じる。
写真を測って作るなんてあてにならないね。そこで6.5
mmにしてみた。

右上の写真中、左が6.5mm(7mmアルミ棒を6.5mmまで削った)右が6mm。

たった0.5mmの直径差なんて比較しなければ分からなさそうだが

取り付けてみるとやはり雰囲気が違う(と思いたい?) 写真右が6.5mmのもの。

 

 

サスをフレームに取り付けるステーは、外側に少々出っ張っている。

これは0.3mm真鍮板を無理矢理ペンチで曲げて作る。
ステーは実車と同じようにサスを挟めるように取り付ける。

     

スイングアームとの接合部分も、丸く盛り上がっているので、

5mmの真鍮パイプを無理やりハンダづけしてみた。(一番右の写真)

雰囲気はよいが金色が目立ち過ぎ。折角の金属だが塗装するしかないか…

  

さて、今度はフロントフォークにも取り掛かる。

キットの部品をハンダで接合し合わせ目を消す。(ハンダは錫の割合が高いもの)
がっちりと万力で押さえた上で、ギリギリの温度でハンダづけ。
ホワイトメタルは解けやすいので神経を使う。

   

盛り上がったハンダ部分をすべて削り落とすような感じで磨くと、ピッカピカ!

こういう部品ができあがると、やる気が再燃する。
(長期間に少しずつしか作らないので、製作意欲が減退してきていた…)

 

次はメーターとカウルをつけるステーをネジで留められるように加工。

ゴムブーツは作り直す必要があるが、フロントが全体的に引き締まった。

     
フロントフォークの長さが決まったので、リアサスの高さも決める。
そのために
再度組み立ててみたところ、オイルタンクの高さが
足らないことに気が付いた。(何できちんと計測しなかったんだろ??)

今更ながら、形状を修正。同時に、厚みがあり過ぎたシートも修正。

っと進めていたら、タンクも左側部分が直線的になりすぎていることに気が付いた。

面倒くさぁ~~ と思いながらも、ここまでこだわっているのだから… っと

ポリパテを盛る。

    

 

タンクの修正をするついでに、フューエルキャップも見直す。

まず、キットのキャップ自体が妙な具合になっている。

取り付け部分がキャップの円の直径と同じ長さしかない。
これでは、タンクにのっかるだけで、キャップが開く構造にはならない。

しかも、キットの部品は取り付け部分が円の真ん中を通らずずれている。
(それぞれの写真中、左がキットのもの)

    
そこで微妙な量のハンダを盛りながら、ヤスリで削って作る。

取り付けステーを真鍮板で作り開閉可能とした。(開いたって意味はないけれど…)

  


さぁ、これで再度組み立ててみると… 前よりちょっと良いでしょうかねぇ?
変わらない?


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10.21.

リム・リアステーの製作 & 外装パーツ仮塗装

リアサスを作るにあたって、先にリムを完成させておかないと

高さの調節がきかないことに気付く。

 

リアのハブもフロントと同じようにハンダを盛って修正。

スポークを貼る直前に、ハブの幅(写真では高さ)が狭いことに気付いた。
ハンダを盛り2mmほど高くし、塗装してからスポーク貼り。 

   

 

スポーク貼りは、通常、リムにニップルを貫通させるのだが、今回は

重さに耐えられるよう、ニップルをリムの内側だけにし、

外側からは0.5mm幅のアルミパイプでリムを挟むよう固定。

      


スポーク貼りはいつやっても一番楽しい作業!
AJS
製作が滞った原因であったHリムとタイヤがやっと完成!

  


リアサスを取り付ける前に、上からの歪みが無いか確認。
8分の1は、かなり大きいので、各部品のちょっとのずれが大きな歪みになる。
シートやタンクにまだ歪みがあるため、エポキシパテを盛って修正。
 

タンクは、上部がもっと丸いので、この機会に再度修正。
本当はタンク前方がもっと尖がっているか… シートはちょっと高さがあり過ぎか…

   

オイルタンクも、注入口の径が細すぎたため6mm真鍮パイプに交換。

オイル循環の出口も3mmパイプで作製。それらのパイプ周辺をエポキシパテで成形。

雰囲気を確認するために、とりあえず黒に塗ってみた。

       

 

やっとリアサスをフレームにつけるステーにとりかかる。

エンジンを支えるすステーもセット。0.3mm真鍮版と4mm真鍮パイプで作製。
     

黒に塗った外装パーツを再度組み込み、ちょこっと弄ったキャブも取り付け、

全体の雰囲気を再度確認。 まぁ、プロポーションはいいんじゃない??
 
 

10.04.

オイルタンク & エンジン用ステー

折角のメタルキットだが、オイルタンクの形状修正にはエポキシパテを使用した。

ガソリンタンクの修正で苦労したからね…

オイルタンク吊り下げ用のステーは真鍮版。ハンダ付けし周囲にパテを盛る。
吊り下げの棒(?)も1.2mm 2.4mm の真鍮パイプを1mm 真鍮線にハンダ付け。
こんなもの作っているから進まない…
    


フレームにもステーをハンダ付けし、タンク吊り下げてみる。まぁまぁいい感じ。

      

エンジンヘッドとエンジン吊り下げのためのステーはキットのものを利用。↑

ただ、ステーの穴が大きすぎるので、強度の確保も考えて

3.2mmの真鍮パイプを埋め込みハンダ付け。六角ボルトで固定できるようにする。

            

エンジン下部のステーも作らないとね。

これを作るということは、ギアボックスをのせる支えるステーも自作するってこと… 
どうぜキットのままのステーでは寸法
が合わないから仕方ないけれどさっ!

  
0.3mm
真鍮版を折りたたみ、4mm真鍮パイプを通せるようにする。

何故折りたたむのか?と言うと、ハンダ付けの前にクルクル回ってしまわないように
するため。
(折った部分をちょっと広げると、摩擦で固定されるから)

   

ダウンチューブにもステーをつける。

これは真鍮パイプを加工したものを、大量のハンダを盛って付ける。

熱が伝わりにくいが、無理やり時間をかけてハンダを盛る。 

フロントのフレーム補強版(?)も真鍮版を加工。

  


実際にエンジンとオイルタンクを仮組みすると、結構いい感じ!

さぁて、今度はリアサスを加工しないと…

(リアサスを作らないと、フレーム側のステーが全てつけられない)

09.24.

スポーク貼り

フレーム関係はちょっと飽きたので

スポーク貼りでもしてみるか… っと。

これはこれで、ハブを作り直さなくてはならないので面倒。

 

というのもフロントハブの左側スポーク取り付け部分にブレーキフィンがある。

フィンのうち3枚は、スポークの内側にあるので、先にここを作らなくてはならない。

キットのフィンらしき“筋”の部分を一番内側だけ残して、すべて削り取る。

次に、0.4mmアルミ板から幅2mm程度の輪を切り抜く。

     

写真では切り出した輪が波打っている状態だが、修正してから取り付ける。

ブレーキ側のキットの“筋”状パーツと比べると、自作しただけの甲斐はある。

だが、スポーク取り付け部分が中世の城の城壁のように凸凹になっている。
ハンダで埋め、改めてスポーク用の穴を開けることにする。

    
しかし、ハブが薄いためハンダを盛る際に全てが溶けそう…

ということで、厚めにハンダを盛ってから整形。

Hリムとの2ショット。まぁまぁでしょう。

 

 次にイラストレーターで、スポーク貼りの図面を描く。

ハブが円錐のため、スポーク取り付け部分の直径が左右で随分違う。だから
左右のスポークの貼る角度も変わる。と思っていたが、後で修正が必要なことに…

     

ハブの内側に中心点がないので、設計図に合わせてテープ留め。
リムに穴を開け、さぁ、難関のハブの穴あけという段階で、
実車と角度が違うことに気が付く。
結局、設計図を参考程度にし、感覚だけで
ハブに穴をあけていく。

スポークを交差させるため、実車同様ハブの穴の位置をずらすが、それも適当。    

感覚でやっているため、微妙な狂いがどうしても出るので、

中心がずれないようにするため、何度か仮組みし穴の角度を調整していく。
調整が済んだら、全てはずしてハブを塗装してからスポークを貼る。
 

 

ふと、フレームに載っているタンクを眺めると

前方部分が開き過ぎている。高さが2mmくらい足らなかったことも思い出し、

ハンダを盛って修正することに… 
  

タンクの長さは80mm以上もあるので、かなり大変。
こんなことしているいから、いつまで経っても完成しない…

09.18.

Hリム製作・タンクとフレームの修正

まずは Hリムから。

愛用のKS200という小型旋盤で、

直径65mm、厚み20mmのアルミ棒(?)を、ほんの少しずつ繰り抜いていく。
   

旋盤の能力を超えた大きさのものを、通常の使い方ではなく削っていくため、
もの凄~~く時間がかかった。そして、部屋はアルミの粉だらけ

太さの合うゴムタイヤを選ぶが、径が合わない…
仕方ないので、1cmほど切り取り
ゼリー状瞬間接着剤でつなぐ。

   

 

次は、タンク形状の修正。

1961年式のタンクはこれだ!というのはない(と思う)が

タンクのえぐれ角度は、鋭角の方が断然かっこいい! (好みによりますね)

 

ホワイトメタルのタンクの内側(外側も)にハンダを相当な量を盛り、

大型のやすりでガンガン削る。と言うのは簡単だが、本当に勇気がいります。    
(デカールを貼ってあるのが、キットのままのもの)

左の写真は、昔作ったフレームにタイヤなど全てオリジナル部品を載せたもの。
明らかにバランスが悪い。

シートの形状や角度を少々いじったのが右写真だが、まだ何か妙。高さが足らない?
 

「ホワイトメタルのフレームは柔らか過ぎて、1kgの重量は支えられないものね…」

と自分に言い聞かせ、直径4mmの真鍮丸棒でのフレーム作りに挑戦! 

ハーレーのエキパイでアルミ棒でも苦労したのに、真鍮を手曲げでできるのか??
 

普通は熱して、木型に当てて… とやるのだろうけれど面倒くさそう。

とにかく“手曲げ”に挑戦!  
「できるまでやれば必ずできる!」の信条のもと、根性で曲げる。

 
左右を同じ角度に、もちろんねじれの度合いも全く同じに… っと
言うのは簡単だが、微調整にも物凄く力が必要。動かすのはmm単位。(小数点以下)
”偶然にピッタリ合う”瞬間がくるまで、ひたすら調整を続ける。

アルミのL字型の部材を組み合わせて垂直を出し、センターも確認してハンダづけ。
パイプではなく、ソリッドなので時間がかかる。銀ロウに挑戦すればよかった…
 

 歪みが気になったり、思った形にならなかったりで再三やり直す。
結局、まるまる3日(のべ40時間越え?)もかかって、やっと大枠が完成。
右の灰色のフレームはキットのもの。(キットのものもちょっと加工してある)

いやになるほど苦労したが、その出来映えは合成写真の通り!

 

2枚の写真を重ねているので分かりにくいが、
タイヤ・タンク・フレームなどが
ぴったりと重なる。(エンジンの位置は違う)
この後、エンジン・ギアボックスのためのステーの位置決め、
そしてそれらの取り付けにまた時間がかかるんだろうなぁ…

09.13.

1/8 AJS 7R (メタルキット)の製作再開

次のバイク模型は何にしようか… と考えたが、

作製途中で放棄していたもの(山ほどある)を完成させることにした。

一番古いものは、なんと12年前に手をつけ始めたもの。

AJS 7R 

バイク模型を熱心に作り始めて2~3作目のものである。

 

あぁ~ プロターのキットね… と思うなかれ。 

Big6 というイギリスのホワイトメタルキットである。

大きさは1/8。 完成すると約25 cm、重量1.3kgにもなる。 

当時、エンジンフィンをアルミ版から切り出して積層し、

オイルタンク・ギアボックスを仮組みすることまではしていた。

  


Big6  という会社であるが、このAJS R Matchless G45

そして、Vincent Black Shadow の3作だけが(多分)発売された。
AJS Big6社 最初のキットであり、発売は1977年!
1979年のModel Art誌(これも古いね!)に、Vincent発売の記事が載っているが

同時に、AJSの完成写真も載っていた。

 

12年前(2001年)、自分の手には負えなかったキットだ。っが

当時の技術で無理やり完成させなくて良かったと、今は素直に思う。
Model Art誌の写真に見える完成の姿は、上部が大きく歪んでいる。
フレームから作り直す必要がある。リアタイヤも大き過ぎ!? が、
それを満足の行いく形に修正できそうになかった。だから途中で諦めていた…

 

この珍しいキットの写真を紹介しておこう。左写真に2つの外箱が写っているが

大きい箱は、バイク模型の大御所から戴いたキット。(これに手をつけた)

小さめの箱は、数年後にUK eBayで落札した製作途中のもの。

外箱の変更だけではなく、シートがゴム製になっている他、
部品自体に改良の痕跡が少々認められる。組み立て説明も写真入りで丁寧になった。
これら
2つがあれば、大失敗しても大丈夫…  多分…

  


さて、12年ぶりの再開である。当然、気合が入る。

Mick Walker の”The AJS 7R”という本を購入し、詳細説明を読む。そして、

19481963のモデルチェンジの歴史を洗い出す。キットは1961年製がモデル。


さらに、いつの日か… と目にとまれば集めていた雑誌の切り抜きとネットで拾った写真(数百枚?)から1961年製らしきものを選び出し、眺める…
 
 

しかし、資料からは、車軸間距離、最低地上高、タイヤサイズ程度しか
外観上のスペックは分からない。(Matchless G50 も参考)

Rのメンテナンス資料も手に入れたが、それでも様々な寸法は不明。

 

そこで手持ちの写真から真横に近いものを選び、

1/8のサイズに拡大/縮小して大まかな設計図を作る。

基準にするのは、リム(19inch)と軸距(55.5inch)。

それぞれを 1/8 に換算すると 6 cm 17.6cmになる。
サンプル写真をリムの大きさに合わせると、だいたい車距も合う。
だが、写真は撮影角度のちょっとの違いで長さに違いがでる。

 


そこで、いくつものサンプルを計測し、その中から

もっとも実車に近いと思われる数値を割り出した。
さあ、どうなることやら…