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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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  • 05/07/15:07

04.08.

クラッチ & ハンドル周り

        

2つのチェーンを組み込んだ写真を見ると、クラッチがやはり大きい。
“やはり“というのは前から気が付いてはいたのだが、
クラッチ板を作るのが
大変そうなのでキットのままにするつもりでいたのだ。

 

しかし、フレームに干渉ギリギリの大きさということだけではなく、

1961年式の精悍なスタイルを損なっている。

そこでクラッチと、その大きさに合わせたギアも作り直す。まずはギア。

歯の数を外側 36 から 32 へ、内側 30 から 24 へ。(写真の下から36302418歯)

直径にすると、外側22.9mm 20.4mm、内側19.1mm 15.3mm
 
今回、ギアの調整が面倒なので、しっかりと作図してみることにした。

ローラーの中心点になるのが黒円、ローラーが食い込む最小部分が青円。

0.4mmドリルで中心点をきっちり確保してから、1.5mmドリルまで拡大し、

ドリルの穴が青線ギリギリで納まるようにした。

正確の図と丁寧な作業の結果は上々! 調整せずともチェーンがギアにピッタリ!

 

次にクラッチ板だが、難関はクラッチ板を収めている周囲の枠。

真鍮版に穴を開けておいてから、穴が半円になるように真鍮版を細長くカット。

それを輪にしてハンダで接合。さらに高さを調節。

   


クラッチ板の作成では、まず19mmの円に合わせて0.2mm厚の真鍮円板を3枚作る。
次に18mmの円(赤)と突起部分の位置を赤と黒の線で作図。

これを張り付け、3枚同時に鉄ヤスリで削り落とす。

3枚はずれないようハンダづけしておく。
    

クラッチ板の間となる15mmの真鍮円盤と19mmアルミ円盤を作成。

仮組してみてキットと比較(写真中)する。苦労しただけのことはあるか…

 


さらに苦労して作った後輪のギアもアルミ板で作り換えることにした。
ホワイトメタルだと柔らかすぎて、
削れてしまうため。(歯の数 54 から 56 へ)

今回の作業でギアの精度が上がったため

チェーンアジャスターはほんのちょっと動けばよいだけになった。

 
アジャスターは0.2mm洋白板で作成。ネジで調整可。 

以上を組んでみる。前よりずっとスマートになった。

 


足回りがだいたい出来たので、ハンドル周りにうつる。

まず、クリップオンのハンドルバーの取り付け部を変更。

ハンドルの角度調整のために、フロントフォークにネジ留めできるようにする。

キットの輪の部分に切れ込みをいれ、外形1.6mm内径1.4mmの真鍮パイプを

0.7mm幅で切り取ったものをハンダづけして、ネジを通す部分を作る。
 

レバーは、ホワイトメタルの塊になっているが、実際は内側に溝がある。

そこで、ちょっと溝を掘った後に、上下にハンダを盛り、整形してから

再度溝を掘りなおす。これでレバーを可動式にもできる。

    

 

レバーが付く部分を削り落としてしまったので、ハンダの塊から削りだして作成
この一つの部品を作るだけで
1日仕事。

レバーをハンドルバーに取り付ける。すべてネジ留め。グリップも作らないと…

  

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