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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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05.06.

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  • 05/06/16:45

01.07.

ジェネレーター ・ キャブ

昨年内で部品全てを完成させられるかと思ったら、とんでもなかった。
ジェネレーターとキャブを作るだけで精一杯だった。

キットのジェネレーターは、真円が出ていないだけでなく細すぎる。また、ジェネレーターを支えるステーも荒いので、実車同様にジェネレーターを挟む形式に変えることにした。
キットのジェネレーターを切り取り、ステーとなる部分に穴をあけて、2つに分割。形も歪んでいたのでハンダを盛って修正。六角ボルトで留められるように修正した。


キットのものと比べてみると(イギリスのebayでいくつかの部品だけが売り出されていたので安く購入した)ジェネレーターのカバーをつけた状態にしたので先端は丸くシンプルだが、太さもステーもなかなか良い感じになった。


さらに苦労したのはキャブレーター。最初はキットの部品の内側にスライドピストンを入れるだけの予定だった。ところが、キットのホワイトメタルが柔らかすぎて穴を開けただけで全体の形状が歪んでしまった。

また、キットのキャブは左右2つとも同じ形状をしている。だが、これだと調整ネジも同じ側にきてしまい、左右の外側にネジがこないことになってしまう。実際、初期のvincentにはこのようなキャブがついていたようだが、後期には改良されて、左右それぞれの外側にネジが来るように対称的なつくりとなっている。


それらを再現するためにも、全てを自作することにした。まず、調整ネジがつく三角状の突起をアルミ棒をやすりで削って作る。キャブ本体の丸棒状に合わせて接着するため接地面を丸く削る。小さい部品なので、その作業がなかなか大変。

また、もう一つの調整ネジを付ける四角状のステーもアルミ棒から削りだし、これも接地面を丸く削る。さらに、もう1つ支えとなる三角状の部品も削りだす。本体はアルミ棒を旋盤で削り出し穴を開けて作成し、真鍮棒でピストンを作る。
これらを接着して本体の大体の形が完成。また、エアファンネルはアルミ棒から旋盤で削りだすが、非常に薄いので歪まないように作成し、本体よりも光沢が出るように磨き込んでおく。


キットのフローターは、キャブへの取り付け部分のネジ類が大幅に省略されているだけでなく、接合部の形状がただの板状になっているので、ハンダを盛って球状に成形する。その際にキャブとの位置が近くなるように長さも短くした。キットのままだとフローターが異常に飛び出る格好になってしまう。また、左右でガソリン供給のされ方が違い、上下部の構造も違ってくるのでそれらを作成し、フロートを測る突起と調整ネジも再現した。


キャブ本体の調整ネジには、アドラーズネストのマイナスネジを六角ナットやバネと組み合わせて作成し、インテークマニホールドへの接合部品を真鍮版で作った。キャブ1つが
約30個の部品からなり、それを2組分作ったので時間がかかったぁ~


キットのものと比較してみると格段に良くなり、エンジンに仮組みしてみてもいい感じ。


次はオイルラインに取り掛かりますが、これもそれなりに時間がかかりそう。




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