07.27.
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09.13.
1/8 AJS 7R (メタルキット)の製作再開
次のバイク模型は何にしようか… と考えたが、
作製途中で放棄していたもの(山ほどある)を完成させることにした。
一番古いものは、なんと12年前に手をつけ始めたもの。
“AJS 7R”
バイク模型を熱心に作り始めて2~3作目のものである。
あぁ~ プロターのキットね… と思うなかれ。
Big6 というイギリスのホワイトメタルキットである。
大きさは1/8。 完成すると約25 cm、重量1.3kgにもなる。
当時、エンジンフィンをアルミ版から切り出して積層し、
オイルタンク・ギアボックスを仮組みすることまではしていた。
そして、Vincent Black Shadow の3作だけが(多分)発売された。
AJS は Big6社 最初のキットであり、発売は1977年!
1979年のModel Art誌(これも古いね!)に、Vincent発売の記事が載っているが
同時に、AJSの完成写真も載っていた。
12年前(2001年)、自分の手には負えなかったキットだ。っが
当時の技術で無理やり完成させなくて良かったと、今は素直に思う。
Model Art誌の写真に見える完成の姿は、上部が大きく歪んでいる。
フレームから作り直す必要がある。リアタイヤも大き過ぎ!? だが、
それを満足の行いく形に修正できそうになかった。だから途中で諦めていた…
この珍しいキットの写真を紹介しておこう。左写真に2つの外箱が写っているが
大きい箱は、バイク模型の大御所から戴いたキット。(これに手をつけた)
小さめの箱は、数年後にUK eBayで落札した製作途中のもの。
外箱の変更だけではなく、シートがゴム製になっている他、
部品自体に改良の痕跡が少々認められる。組み立て説明も写真入りで丁寧になった。
これら2つがあれば、大失敗しても大丈夫… 多分…
さて、12年ぶりの再開である。当然、気合が入る。
Mick Walker の”The AJS 7R”という本を購入し、詳細説明を読む。そして、
1948~1963のモデルチェンジの歴史を洗い出す。キットは1961年製がモデル。
さらに、いつの日か… と目にとまれば集めていた雑誌の切り抜きとネットで拾った写真(数百枚?)から1961年製らしきものを選び出し、眺める…
しかし、資料からは、車軸間距離、最低地上高、タイヤサイズ程度しか
外観上のスペックは分からない。(Matchless G50 も参考)
7Rのメンテナンス資料も手に入れたが、それでも様々な寸法は不明。
そこで手持ちの写真から真横に近いものを選び、
1/8のサイズに拡大/縮小して大まかな設計図を作る。
基準にするのは、リム(19inch)と軸距(55.5inch)。
それぞれを 1/8 に換算すると 6 cm と17.6cmになる。
サンプル写真をリムの大きさに合わせると、だいたい車距も合う。
だが、写真は撮影角度のちょっとの違いで長さに違いがでる。
そこで、いくつものサンプルを計測し、その中から
もっとも実車に近いと思われる数値を割り出した。
さあ、どうなることやら…
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