05.08.
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09.18.
Hリム製作・タンクとフレームの修正
まずは Hリムから。
愛用のKS-200という小型旋盤で、
直径65mm、厚み20mmのアルミ棒(?)を、ほんの少しずつ繰り抜いていく。
旋盤の能力を超えた大きさのものを、通常の使い方ではなく削っていくため、
もの凄~~く時間がかかった。そして、部屋はアルミの粉だらけ…
太さの合うゴムタイヤを選ぶが、径が合わない…
仕方ないので、1cmほど切り取りゼリー状瞬間接着剤でつなぐ。
次は、タンク形状の修正。
1961年式のタンクはこれだ!というのはない(と思う)が
タンクのえぐれ角度は、鋭角の方が断然かっこいい! (好みによりますね)
ホワイトメタルのタンクの内側(外側も)にハンダを相当な量を盛り、
大型のやすりでガンガン削る。と言うのは簡単だが、本当に勇気がいります。
左の写真は、昔作ったフレームにタイヤなど全てオリジナル部品を載せたもの。
明らかにバランスが悪い。
シートの形状や角度を少々いじったのが右写真だが、まだ何か妙。高さが足らない?
「ホワイトメタルのフレームは柔らか過ぎて、1kgの重量は支えられないものね…」
と自分に言い聞かせ、直径4mmの真鍮丸棒でのフレーム作りに挑戦!
ハーレーのエキパイでアルミ棒でも苦労したのに、真鍮を手曲げでできるのか??
普通は熱して、木型に当てて… とやるのだろうけれど面倒くさそう。
とにかく“手曲げ”に挑戦!
「できるまでやれば必ずできる!」の信条のもと、根性で曲げる。
左右を同じ角度に、もちろんねじれの度合いも全く同じに… っと
言うのは簡単だが、微調整にも物凄く力が必要。動かすのはmm単位。(小数点以下)
”偶然にピッタリ合う”瞬間がくるまで、ひたすら調整を続ける。
アルミのL字型の部材を組み合わせて垂直を出し、センターも確認してハンダづけ。
パイプではなく、ソリッドなので時間がかかる。銀ロウに挑戦すればよかった…
結局、まるまる3日(のべ40時間越え?)もかかって、やっと大枠が完成。
右の灰色のフレームはキットのもの。(キットのものもちょっと加工してある)
いやになるほど苦労したが、その出来映えは合成写真の通り!
2枚の写真を重ねているので分かりにくいが、
タイヤ・タンク・フレームなどがぴったりと重なる。(エンジンの位置は違う)
この後、エンジン・ギアボックスのためのステーの位置決め、
そしてそれらの取り付けにまた時間がかかるんだろうなぁ…
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