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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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05.04.

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  • 05/04/04:45

08.17.

Brough Superior SS100 1/9 を作る

ついに Brough Superior SS100 着手。
「ついに」というのは、まだバイクをよく知らなかった頃に図鑑(写真右)で見て、何と魅力的なバイクなのだろうと思ってから数十年経っているからだ。
キットは初めてのモデルファクトリーヒロ(MFH)。非常に高価なキットなので、そのまま作ればよいと思っていたが、なかなかそうもいきそうにない。Broughのキットは2種類あるのだが、大きな違いは、マフラーを右側に2本出す(写真左)か、左右に1本ずつか。また、リアサスがあるかないか。

憧れた写真のモデルは、1930年製でマフラーは左右1本ずつだが、リアサスがある。このパターンはネット上で写真を拾おうとしても、ナンバープレートJO 1170 のこの1台しか見つけられない。う~む。この仕様に改造するかどうか悩むところ。

ちなみに MFH のSS100 右2本出しマフラーのモデルは、ナンバーがGW2275 なので1932年 A.ロレンスのモデルと思われるが、このモデルだとタンクは黒色。でも、メタルタンク仕上げの模型としている人が多いようです。
 
 
とりあえず、リアサス有り仕様で作り始め、最後にマフラーをどうするか考えることにした。ただ、左側にマフラーを出すとなるとオイルタンクの形状も変えなければならないんだけれどね。
さて、作り始めようとしてキットを見てみたが、フロントフォークの細さが気になる。柔らかいホワイトメタルでは、自重に耐えられずに曲がってしまう恐れがある。


このフロントフォークを真鍮で作り直すのは、非常に大変そうだが、とりあえずφ4mmの真鍮丸棒を削って作ってみることにする。

まずは粗い鉄ヤスリで四角く削り、段々と形を整えていく。

磨いて光に当てながら歪みを修正していく。真ん中の写真では先端近くが歪んでいる。
2本同じものを作り(1本に4時間もかかった!)キットの部品の下部と付け替える。

角度、車軸を合わせて、キット側のホワイトメタルを溶かしてしまわないように半田付け。接合部分の半田がキット側の3本ラインを溶かしてしまったので、半田を盛って修正する。
思ったよりも綺麗に出来上がりモチベーションアップ!
さらに上側にくるバネの入るフォークをφ2.6mmの真鍮パイプで作る。

フォークの先が曲がっているので、真鍮パイプのままだと綺麗に曲げられない。そこでパイプに2mmの銅丸棒を突っ込み半田付けしてから曲げる。その後、鉄ヤスリで整形。

次にバネが入る部分の切れ込みを開ける。0.4mmドリルで穴を連続して開けた後、それらを繋げていき、切れ込みを広げるという地道な作業。
この構造のフォークはキャッスルフォークと言ってHarleyのフォークをそのまま使ったらしい。

さらに作成した2本のフォークにキットのCastleの文字が入ったステーを移植する。
ホワイトメタルを溶かさないように半田付けし、接合部分を丁寧に削って整形する。

次にフォークのキャップを作る。キャッスルフォークの構造を知らなかったのだが、ネットで調べてみると、上側のフォークを上から差し込み、その後、キャップで留める構造になってる。キャップはφ3mmのステンレスパイプ。その蓋は真鍮丸棒を旋盤で削りだし、六角ナットをつける。さらに半田でメッキ加工した。
 また、フォークの切れ込みも上部にまで拡大する。緑丸印の部分は、キャップを嵌めるための長さが足らなくなったため、2.6mm真鍮パイプを継ぎ足した部分。
更に、下側のフォークに可動式の接合部分を、φ1mmのネジで付け加える。

キットは上側フォークが分割式(しかも上部φ3mmと下部φ2.6mmと太さが違う)になっていたが、一体式に改造したことで可動可能となった。(バネはまだ作っていない)

ネジと極小六角ナットで組み上げてみると、なかなかいい感じ。










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