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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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05.04.

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  • 05/04/05:00

08.27.

リアフレーム・メインフレーム下部


 リアのサスペンション構造は独特で面白い。キットは非常によく出来ているようだが、ホワイトメタルなので歪みが多く、修正は簡単だが柔らかいので強度に不安が残る。そこで、これも真鍮で作り直すことにした。ただ、最大の難関は車軸を留める部分。というのは、そこにステーが微妙に違った角度で取り付けられているから。

 まず真鍮板を切り出し、車軸をはめる部分をU字形に曲げ真鍮パイプを半田づけすることにした。半田はアルミにはつかないので、アルミ板を敷いてU字で作った部品のセンターにつけられるように高さ調整をする。
 そのあと、下部の部品を作りこれも半田付け。熱が伝わり折角つけた上部の部品がとれてしまいそうなので放熱用アルミクリップを使用して、さっと付ける。

 真鍮パイプを全部で3本(緑:車軸アジャスター用、赤:上部ステー用 黄色:下部ステー用)着けなければならないのだが、左右の角度を揃えることはもちろん(写真左)、上から見たときに3本の角度が全部違っているのでそれを合わせなければならない(写真中)。
ちなみに、キットは下部ステーから車軸受けまでがほぼ一直線(上の緑線)なので、これだと車軸と直角にならない。
 スタンドをつける部分も取り付け、やっとのことで2組完成。車軸のアジャスターは実際に調整可能にした。

 実車ではリアサスペンションの前の部分は、かなり太めのステーなのだが、キットのものは細くて弱弱しい。そこでφ3mm真鍮棒とφ2.6mm真鍮パイプで加工して作り直す。真鍮パイプを使っているのは、フレーム本体と取り付ける時に可動できるようにするため。

 φ2mmの真鍮棒とφ2.6mm真鍮パイプを組み合わせて組み付けていくが、真鍮パイプの端は取り付ける側の棒の丸みに合わせるようにアールをつけて(赤丸)削っておく。真鍮棒の端はΦ1mmになるように旋盤で加工し、穴に挿し込んで(青丸)組み合わせてからハンダ付け。
(写真右の後ろから見た状態で、緑:赤:黄の角度が違っているのが分かる)


 ひとまず完成。作り始める前に最難関を思っていた部分が出来上がりひとまず安心。キットのものと比較すると高さが低くなっているが、これは実車がそうなっているため。

 次にメインフレームの下部も重量に耐えて歪まないように作り直す。Φ2mm真鍮棒にΦ2.6mm真鍮パイプはリアと同じ。赤い部分は真鍮棒に真鍮パイプを通しておいてペンチで無理やり曲げた結果、傷だらけになってしまっているが、そこは半田を盛って修正する。

 様々なステーを取り付けて完成。キットの部品は柔らかいだけでなく、合わせ目が出てしまうだが、真鍮棒などで作り直すと、真円で歪みのないフレームとなる。





 

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