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クラシックバイクを中心にしたオートバイ模型の制作記    【このブログはPC専用です。スマホでは写真配置が妙になります】

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05.15.

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  • 05/15/00:53

10.04.

オイルタンク & エンジン用ステー

折角のメタルキットだが、オイルタンクの形状修正にはエポキシパテを使用した。

ガソリンタンクの修正で苦労したからね…

オイルタンク吊り下げ用のステーは真鍮版。ハンダ付けし周囲にパテを盛る。
吊り下げの棒(?)も1.2mm 2.4mm の真鍮パイプを1mm 真鍮線にハンダ付け。
こんなもの作っているから進まない…
    


フレームにもステーをハンダ付けし、タンク吊り下げてみる。まぁまぁいい感じ。

      

エンジンヘッドとエンジン吊り下げのためのステーはキットのものを利用。↑

ただ、ステーの穴が大きすぎるので、強度の確保も考えて

3.2mmの真鍮パイプを埋め込みハンダ付け。六角ボルトで固定できるようにする。

            

エンジン下部のステーも作らないとね。

これを作るということは、ギアボックスをのせる支えるステーも自作するってこと… 
どうぜキットのままのステーでは寸法
が合わないから仕方ないけれどさっ!

  
0.3mm
真鍮版を折りたたみ、4mm真鍮パイプを通せるようにする。

何故折りたたむのか?と言うと、ハンダ付けの前にクルクル回ってしまわないように
するため。
(折った部分をちょっと広げると、摩擦で固定されるから)

   

ダウンチューブにもステーをつける。

これは真鍮パイプを加工したものを、大量のハンダを盛って付ける。

熱が伝わりにくいが、無理やり時間をかけてハンダを盛る。 

フロントのフレーム補強版(?)も真鍮版を加工。

  


実際にエンジンとオイルタンクを仮組みすると、結構いい感じ!

さぁて、今度はリアサスを加工しないと…

(リアサスを作らないと、フレーム側のステーが全てつけられない)

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09.24.

スポーク貼り

フレーム関係はちょっと飽きたので

スポーク貼りでもしてみるか… っと。

これはこれで、ハブを作り直さなくてはならないので面倒。

 

というのもフロントハブの左側スポーク取り付け部分にブレーキフィンがある。

フィンのうち3枚は、スポークの内側にあるので、先にここを作らなくてはならない。

キットのフィンらしき“筋”の部分を一番内側だけ残して、すべて削り取る。

次に、0.4mmアルミ板から幅2mm程度の輪を切り抜く。

     

写真では切り出した輪が波打っている状態だが、修正してから取り付ける。

ブレーキ側のキットの“筋”状パーツと比べると、自作しただけの甲斐はある。

だが、スポーク取り付け部分が中世の城の城壁のように凸凹になっている。
ハンダで埋め、改めてスポーク用の穴を開けることにする。

    
しかし、ハブが薄いためハンダを盛る際に全てが溶けそう…

ということで、厚めにハンダを盛ってから整形。

Hリムとの2ショット。まぁまぁでしょう。

 

 次にイラストレーターで、スポーク貼りの図面を描く。

ハブが円錐のため、スポーク取り付け部分の直径が左右で随分違う。だから
左右のスポークの貼る角度も変わる。と思っていたが、後で修正が必要なことに…

     

ハブの内側に中心点がないので、設計図に合わせてテープ留め。
リムに穴を開け、さぁ、難関のハブの穴あけという段階で、
実車と角度が違うことに気が付く。
結局、設計図を参考程度にし、感覚だけで
ハブに穴をあけていく。

スポークを交差させるため、実車同様ハブの穴の位置をずらすが、それも適当。    

感覚でやっているため、微妙な狂いがどうしても出るので、

中心がずれないようにするため、何度か仮組みし穴の角度を調整していく。
調整が済んだら、全てはずしてハブを塗装してからスポークを貼る。
 

 

ふと、フレームに載っているタンクを眺めると

前方部分が開き過ぎている。高さが2mmくらい足らなかったことも思い出し、

ハンダを盛って修正することに… 
  

タンクの長さは80mm以上もあるので、かなり大変。
こんなことしているいから、いつまで経っても完成しない…

09.18.

Hリム製作・タンクとフレームの修正

まずは Hリムから。

愛用のKS200という小型旋盤で、

直径65mm、厚み20mmのアルミ棒(?)を、ほんの少しずつ繰り抜いていく。
   

旋盤の能力を超えた大きさのものを、通常の使い方ではなく削っていくため、
もの凄~~く時間がかかった。そして、部屋はアルミの粉だらけ

太さの合うゴムタイヤを選ぶが、径が合わない…
仕方ないので、1cmほど切り取り
ゼリー状瞬間接着剤でつなぐ。

   

 

次は、タンク形状の修正。

1961年式のタンクはこれだ!というのはない(と思う)が

タンクのえぐれ角度は、鋭角の方が断然かっこいい! (好みによりますね)

 

ホワイトメタルのタンクの内側(外側も)にハンダを相当な量を盛り、

大型のやすりでガンガン削る。と言うのは簡単だが、本当に勇気がいります。    
(デカールを貼ってあるのが、キットのままのもの)

左の写真は、昔作ったフレームにタイヤなど全てオリジナル部品を載せたもの。
明らかにバランスが悪い。

シートの形状や角度を少々いじったのが右写真だが、まだ何か妙。高さが足らない?
 

「ホワイトメタルのフレームは柔らか過ぎて、1kgの重量は支えられないものね…」

と自分に言い聞かせ、直径4mmの真鍮丸棒でのフレーム作りに挑戦! 

ハーレーのエキパイでアルミ棒でも苦労したのに、真鍮を手曲げでできるのか??
 

普通は熱して、木型に当てて… とやるのだろうけれど面倒くさそう。

とにかく“手曲げ”に挑戦!  
「できるまでやれば必ずできる!」の信条のもと、根性で曲げる。

 
左右を同じ角度に、もちろんねじれの度合いも全く同じに… っと
言うのは簡単だが、微調整にも物凄く力が必要。動かすのはmm単位。(小数点以下)
”偶然にピッタリ合う”瞬間がくるまで、ひたすら調整を続ける。

アルミのL字型の部材を組み合わせて垂直を出し、センターも確認してハンダづけ。
パイプではなく、ソリッドなので時間がかかる。銀ロウに挑戦すればよかった…
 

 歪みが気になったり、思った形にならなかったりで再三やり直す。
結局、まるまる3日(のべ40時間越え?)もかかって、やっと大枠が完成。
右の灰色のフレームはキットのもの。(キットのものもちょっと加工してある)

いやになるほど苦労したが、その出来映えは合成写真の通り!

 

2枚の写真を重ねているので分かりにくいが、
タイヤ・タンク・フレームなどが
ぴったりと重なる。(エンジンの位置は違う)
この後、エンジン・ギアボックスのためのステーの位置決め、
そしてそれらの取り付けにまた時間がかかるんだろうなぁ…

09.13.

1/8 AJS 7R (メタルキット)の製作再開

次のバイク模型は何にしようか… と考えたが、

作製途中で放棄していたもの(山ほどある)を完成させることにした。

一番古いものは、なんと12年前に手をつけ始めたもの。

AJS 7R 

バイク模型を熱心に作り始めて2~3作目のものである。

 

あぁ~ プロターのキットね… と思うなかれ。 

Big6 というイギリスのホワイトメタルキットである。

大きさは1/8。 完成すると約25 cm、重量1.3kgにもなる。 

当時、エンジンフィンをアルミ版から切り出して積層し、

オイルタンク・ギアボックスを仮組みすることまではしていた。

  


Big6  という会社であるが、このAJS R Matchless G45

そして、Vincent Black Shadow の3作だけが(多分)発売された。
AJS Big6社 最初のキットであり、発売は1977年!
1979年のModel Art誌(これも古いね!)に、Vincent発売の記事が載っているが

同時に、AJSの完成写真も載っていた。

 

12年前(2001年)、自分の手には負えなかったキットだ。っが

当時の技術で無理やり完成させなくて良かったと、今は素直に思う。
Model Art誌の写真に見える完成の姿は、上部が大きく歪んでいる。
フレームから作り直す必要がある。リアタイヤも大き過ぎ!? が、
それを満足の行いく形に修正できそうになかった。だから途中で諦めていた…

 

この珍しいキットの写真を紹介しておこう。左写真に2つの外箱が写っているが

大きい箱は、バイク模型の大御所から戴いたキット。(これに手をつけた)

小さめの箱は、数年後にUK eBayで落札した製作途中のもの。

外箱の変更だけではなく、シートがゴム製になっている他、
部品自体に改良の痕跡が少々認められる。組み立て説明も写真入りで丁寧になった。
これら
2つがあれば、大失敗しても大丈夫…  多分…

  


さて、12年ぶりの再開である。当然、気合が入る。

Mick Walker の”The AJS 7R”という本を購入し、詳細説明を読む。そして、

19481963のモデルチェンジの歴史を洗い出す。キットは1961年製がモデル。


さらに、いつの日か… と目にとまれば集めていた雑誌の切り抜きとネットで拾った写真(数百枚?)から1961年製らしきものを選び出し、眺める…
 
 

しかし、資料からは、車軸間距離、最低地上高、タイヤサイズ程度しか
外観上のスペックは分からない。(Matchless G50 も参考)

Rのメンテナンス資料も手に入れたが、それでも様々な寸法は不明。

 

そこで手持ちの写真から真横に近いものを選び、

1/8のサイズに拡大/縮小して大まかな設計図を作る。

基準にするのは、リム(19inch)と軸距(55.5inch)。

それぞれを 1/8 に換算すると 6 cm 17.6cmになる。
サンプル写真をリムの大きさに合わせると、だいたい車距も合う。
だが、写真は撮影角度のちょっとの違いで長さに違いがでる。

 


そこで、いくつものサンプルを計測し、その中から

もっとも実車に近いと思われる数値を割り出した。
さあ、どうなることやら…

08.30.

完成!

1/12 ですから、実物の全長 18cm、全高  7cm ほど。ぺっちゃんこです。
模型を完成させると、批評をしてくれる高校生の娘は
「好きならいいんだけど、 いいんだけど… なんかおかしい!」

さて、各写真は拡大できますが、実物よりかなり大きい写真になっています。
荒く見える部分があっても、ご容赦願います。
   
  
 
     
   



フレームを組み始めたのは、確か、2011年の冬…  随分前ですね。
チェーンを組んで満足し、そのまま放っておいたのを今年の5月に再開。
7月末に完成でした。 
まだまだ、いくつも作りかけがあるので、
なんとか、今年中にはもう1台完成させたいものです。

08.28.

キャブを作り、エンジンを組み込む

シートは0.5mmアルミ板で型を作り、パテで肉付けしてから本皮を張る。
ストップライトは、アルミ棒から削りだし。 
 
 

リアフェンダーは、0.8mm0.5mmの六角ボルト・ナットでネジ留め。
チェーンアジャスターも六角ボルト。
ナットをフレームに固定してあるので、実際にチェーンの張り具合を調整できる。
(どうしても組んだチェーンがゆるむので調整する)

 

エンジンフィンは、キットのものを薄く削っただけという手抜き。

プッシュロッドはステンレス棒とパイプの組合せ。オイルラインは洋白線。

  

 キャブは、アルミ棒とアルミ板を適当に組み合わせて、
S&SEキャブらしき雰囲気に…  調整スクリューなども、それっぽく??

2枚目右に映っているのは、スピードメーター。エンジンの左側につける。

   

エンジンを組み、フレームに載せる。
 

オイルタンク、オイルラインなど組み込む。

シート、フロンロフォークも取り付ける。もう少しで完成。
 

 

08.26.

ペダル・レバー・その他

ペダル類は、アルミ板を切り、削って、磨いて、作る。

言うのは簡単だが、1つのパーツに試作品も入れると数時間かかる。

サイドスタンドは、1.5mmステンレス棒を加工。取り付けステーはアルミ板。

クラッチペダルもアルミ板を強引に捻じ曲げて作成。

  

クラッチは左ペダルを踏み込み、手でレバーを操作しギアチェンジする方式。

そのレバーはステンレス棒を微妙に曲げ、“握り“は真鍮棒から削りだし。

サイドスタンドは、実車と同じようなバネ機構で折りたためるようにした。
 

右サイド。リアブレーキ機構は、アルミ板、洋白線、真鍮パイプ。

ブレーキオイルリザーブの部分はプラ。3つ穴の楕円状のものは取付けステー。

 

キックペダルは、ホワイトメタルの塊から削り出し。折りたためるように加工。

バネは、アルミ板を1mm幅に細長く切ったものを巻く。

キックしたら、ちゃぁんと戻ります。

 
ディストリビューター、コイルのカバーはキットのホーンカバーを改造。

点火プラグはキットのまま。真中写真のレギュレーターはアルミ板を積層して作成。

  

 キーシリンダーを作る。(写真右端) 1mmのアルミ棒に切れ込みを入れ、

1.4mmステンレスパイプの中で回るように作った。
シンプルなフューエルコックは、0.8mm洋白線の先端を潰してから加工。
そして六角ボルトに穴を開けて刺す。

 

08.25.

オイルタンク・エキパイ・フロント周辺

オイルタンクを12mmのアルミ棒から削りだし。タンクキャップもアルミ棒から。

オイルラインは、0.6mmの真鍮線にメッシュパイプを通し

いくつかの六角ボルトを組合せ、接合部分を作る。
 

フレームに仮組みしたエンジンと合わせてみる。

写真に見えるシートは、アルミ板で形を作ってパテ盛り。

 
キットのエキパイではありきたりなので、
オリジナリティーを出すため、
エキパイは
4mmのアルミ棒を手曲げで自作。複雑に折り曲げるのは結構硬くて難儀! 

2本を思い通りの形状に仕上げるのに丸1日。
後日、エキパイの先端を外側に曲げ、中をくり抜いた。
 
フロントフォークのバネは0.8mmの洋白線。円錐部分は円錐の型を作って巻きつけ。 



バッテリーの本体はプラバンで組み立て、取り付けステーはアルミ板。

コード取り付け部分は、アルミパイプを輪切りにしたワッシャーと6角ボルト。

 
ヘッドライトは15mmのアルミ棒から削りだし。ハンドルバーは1.4mmステンレス線。

取り付けステーは真鍮線から削りし、バーを通す穴を開ける。
グリップも真鍮線から削り出し。
タンクは赤と黒のグラデーション。

レバーは0.2mm洋白板を折り曲げて切り出し。

取り付けステーなどをアルミ板からつくり、グリップには細く切った皮を巻く。
 
 

組み上げてみるとなかなかよい感じ!

 

08.23.

製作記、というより自作部品の紹介

製作前のイメージは、ゼロエンジニアリングのグーススタイル。

タイヤは太く、車高はエンジンを載めるギリギリまで低く…

 

取りあえず試作品。タンクが大きいので作り直し。ハンドルも妙だね。
キットのエンジンの高さに合わせ、フレームを真鍮で自作。

(作製途中写真は撮り忘れ…) 
 

リアタイヤはYAMAHAビラーゴ、フロントは… いくつか試したが何だったけな?

キャストホイールの内側を切り抜き、スポークに変更。

  

普通は製作過程を日毎に紹介するのだろうけれど、今回は既に完成済み。

そこで各部品の作製について書いていく。まずは、完成部品一覧。
すべての部品を作ってから、実車のように組み立てるのが醍醐味。
組み立ては4種類の極小六角ボルト。

 

今回やりたかったことは、1/12のチェーン組み。

アクステオン、TOPSTUDIO(韓国?)などいくつか試作したが

綺麗に見えるのは、タミヤRC166のグレードアップチェーン。

スプロケは、1mmアルミ板に円を描き、1.2mmのドリルで切り抜く(掘りぬく?) 
  
プライマリーは普通ベルトが多いが、チェーンになっている実車写真や動画を発見。

2重チェーンが迫力十分! 
これは RC166のものではなく、エッチングの駒とローラを一つ一つ接着するもの。

クラッチ部品は、アルミ棒から旋盤で削りだし。
バネは0.6mm洋白線を手巻き。それらを六角ネジで留める。
 
1/12のサイズにしては、なかなかの出来映え!と自負…

08.23.

バイク模型 製作記録のブログ開始!

時々、思い出したように製作するオートバイ模型。

その制作を記録してみようと思い立ち、
自分のブログというものを立ち上げてみることにした。



第一弾は、オリジナル デザイン ハーレー グーススタイル系

参考キットは、1/12 IMAI のハーレー スプリンガー。
エンジンのメイン部品だけを使用し、
フレーム、タンクから、ほとんどすべての部品を自作。
素材は、アルミ板とアルミ・真鍮棒。

では、少しずつ、製作記録をアップしていきたいと思います。
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