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クラシックバイクを中心に、細部に拘ったバイク模型の制作記録  

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05.20.

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  • 05/20/01:31

09.04.

メタルに置き換え

Tiger80が、1937年発売時に非常に人気だったのは、デザインの良さだけではなく、メッキパーツが多様されていたことも原因の1つらしい。自分の塗装技術ではメッキの再現は無理なので、各パーツをメタルに置き換えることにする。かなり昔に譲ってもらったホワイトメタルで複製したエンジンパーツを使用するのだが、フレームなどプラ材の強度に不安が残る。とりあえずフレームに乗せるためのステーはアルミ板に置き換えてみた。


ギアボックスもそれなりの重量があるので、こちらもアルミ板で作り直し、また、エンジンフレームとの間の調整ネジも実際に調整できるようにした。


問題なのがメッキのタンクだ。メタルをキャスティングする技術がないため、塗装するしかないと考えていたが、デカールも貼らなくてはならないし、何といってもメッキの感じが塗装では全く出せない。これが鬼門となって作りたくてもこのキットに手が出せなかったと言っても過言ではない。

ところが、前回作ったVincentで部品の多くを他の金属に置き換えたことで沢山のホワイトメタルパーツが残っていることを思い出した。それらをハンダごてで溶接しながらタンクは作れないものか??

 まずは実験!熱を冷まさないように次から次へとパーツを溶かしては盛り上げていく。気がつけば15時間。ホワイトメタルのタンクが完成した。残念なのは実験と思って始めたものが調子が良かったため一気に作ってしまい、制作過程を写真に撮り忘れていたこと。まぁ、仕方ない。内側の写真を見ると、メタルをぐちゃぐちゃと溶かして成形した痕跡が分かる。


次にエキパイを直径5mmのアルミ棒を手曲げで作る。
以前は、ペンチの端を丸く削ったものに挟んで強引に曲げていたが、今回はミニバイスを使用してみた。曲げる方向を定めるのが難しいが力はそれほど必要ないし微調整も楽だった。綺麗な仕上がりにならなくてもよいサンプルを作り、だいたいの角度や調整が必要な部分を確認してから、もう1つを丁寧に作る。


エキパイできたので、今度はマフラー部分を旋盤で削りだす。

なかなかよいぞ!と思って仮組みしてみたらマフラー部分が細い気がする。いろいろな動画を見ても、どうももう一回り太いものが正解のようだ。どうやら作る時に参考にした写真のマフラーだけが細かったようだ。仕方ないので作り直す。直径8約8.5mmから10mmへ。マフラー部の長さをちょっと短くし、エッジの丸みも少し強調した。


ライトハウスもアルミ棒から削りだす。後方の形状が丸すぎるので、ちょっとだけシャープに尖らせる。内側も綺麗に反射するようになって満足だが、その重みにプラのステーが耐えられるかが心配。結局、フレームも真鍮で作り直すなんてなると大変なので、それは止めておこうとは思うが…


課題だったメッキパーツをメタルに置き換えたが、まだまだ先は長い。






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